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zoom RSS 小説「阪急電車」 有川浩(ありかわ ひろ)

<<   作成日時 : 2011/05/01 07:01   >>

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俳優児玉清さんの「阪急電車」文庫本への
解説の中に次の一文があります。
「以前、ある雑誌のインタビュアーとして、有川浩さんにお目にかかったときの
話だが、印象的だったのは、
”私は、典型的なノリで書くライブ派で、
書いているときの私は、言ってみれば「透明なカメラ」なんです。
という、言葉だった。そして、もうひとつ深く僕の心を捉えたのは、
”魚屋さんが生きのいい魚をさばいて、造りや切り身をお客さんの前に
並べるような感覚で、私も活字を扱っていきたいです。”
という言葉だった。」

画像


2009年8月15日撮影 手塚治虫ミュージアム前
宝塚駅から道なりに宝塚南口へ向途中の武庫川手前にあります。




読み進みながら、そっくり直ぐに頭の中のスクリーンにその場面が次々と
投影されて、まるでそこに自分自身がカメラとなり立ち会っているような
錯覚を覚える。有川さんの活字は、まさに透明なカメラ、その意味が分った感じ。
そのワンシーンの中で、私にとって自分の体験と重なり、特に印象に残ったくだりがあります。

小説「阪急電車」復路
「宝塚方面行きー西宮北口」


ミサの中学生の頃の回顧の場面で友達の為に自分の鞄をおき
席を取ってやっているシーン、、
そして、その事を小柄なおじさんに詰られた場面

、、
「何やってんねん、あんたは」
目の前に立ったおじさんにいきなり詰られた
、、
「混んできとんのに何でその鞄を一人前に席に座らせとんねん」
、、
「、、その友達より先に乗ってはるひとがぎょうさんおんのに
後から来るあんたの友達があんたが先取りした席にしれっと座るんかい!
おかしいやろが!」




読みながら、私の体験が直ぐに浮かぶ
その時の事をブログにしています。

「 電車男って本が、、 」 2005・2・2記事より
http://shiirro.at.webry.info/200502/article_2.html

、、、私が、メールにはまり始めた頃、PCだけでは思う様に伝えられなく、通勤の電車から携帯で送った時期があった。メールの面白さに、有頂天になり、回りの事は見えなかった。その上、MDウォークマンを聞きながらキィ-を打つ音にも無頓着。たまりかねた隣の人が、私の肩をたたき、少し遠慮してもらえませんか?って声を掛けてこられた。以来、電車の中での携帯は控えるようになった。これも、苦いけど、勇気あるアドバイスしてくれた人に感謝したい。




「阪急電車」「宝塚方面行きー西宮北口」では、次のように一区切り

、、、、
「でも、今度からやめとこな」
ミサの方から言った。
「またあんなふうに難癖つけられてもイヤやし」
そう付け加えると、マユミは無言で頷いた。
思春期の繊細さは自分達の落ち度を髪の毛一筋ほども認めたがらない。
だが、心の隅に確かにわだかまる疚しさ(やましさ)がその日から
乗る車両を変えるようになった。」
、、、


登場人物には、素敵な人、いやな人、魅力的な人、ダサい人、
腹の立つ人、感謝したい人
この小説で感じるのは、いわゆる嫌な人とも言える悪役が
生き生き?と描かれていているところです。
責められる側の人をキチンと表現できなければ
味方にしたい人が引き立ちません。
ある意味、この小説で描かれている悪役は、立場変われば同じ人にも変身。
誰だって決して演じたくないはずだけど、無意識に演じてる、、
現実には、その悪役は、自分自身でもある事に気付き
愕然とする事もあります。
そんな役目を演じてくれた「阪急電車」の中の、チョッとカッコ悪いけど
そんな役割を演じてくれた「、、ひらひらドレスの、、ブランドバックを投げた、、
口を尖らせ粋がった女子中学生、、」まで、演じきった後の幕開けで
出演者全員に喝采を送りたい気持です。




ところで、この連休には是非
映画「阪急電車 片道15分の奇跡」観賞したいものです。
映画「阪急電車 片道15分の奇跡」
http://hankyudensha-movie.com/




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映画「阪急電車 片道15分の奇跡」
http://shiirro.at.webry.info/201104/article_6.html


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http://shiirro22213s.at.webry.info/201104/article_6.html



『阪急電車』(はんきゅうでんしゃ)は、有川浩の連作短編小説集。
作品概要 [編集]兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅から兵庫県西宮市の西宮北口駅を経て阪急今津駅までを結ぶ阪急今津線。阪急神戸本線との接続駅であり運転系統が分割される西宮北口駅から宝塚駅までは、所要わずか14分のミニ路線である。この作品はその宝塚 - 西宮北口間の8つの駅を舞台とし、その乗客が織り成す様々なエピソードを、1往復に当たる全16話で描写する。

小説「阪急電車」
ウィキペディアフリー百科事典より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E6%80%A5%E9%9B%BB%E8%BB%8A_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)


有川浩
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E5%B7%9D%E6%B5%A9
電撃文庫の他作家からは「姉さん」と呼ばれている(少なくとも、柴村仁・壁井ユカコの二人が発言)。 名前の浩が「ひろし」と読めるため男性だと勘違いされることも多い。





児玉 清

本名 北川 清
活動内容 司会者、俳優
配偶者 北川町子(1964年 - )
主な作品
『ありがとう』シリーズ
『花は花よめ』
『パネルクイズ アタック25』
『週刊ブックレビュー』
『テレフォン人生相談』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%8E%89%E6%B8%85

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映画「阪急電車 片道15分の奇跡」
仕事の合い間の移動時間に、宮脇書店に立ち寄った時 何気なしに新刊本の山を見ていると、目に触れた本 「阪急電車」 今の生駒山の麓の街大東市へ引っ越すまでの十年あまり 毎日通勤で今津線「門戸厄神」〜「西宮北口」で神戸線乗り換え〜「十三」 と、通っていた。 その為、生活の足は、自然と阪急電車頼り、休みの日も殆ど阪急電車 ...続きを見る
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日頃手にする事のないだろう表題とコミック系表紙が飛び込みこの日は、何故か手に取った。 お彼岸の中日(3月23日春分の日)の昼下がり、宝塚の長尾山霊園からのバスを降り 今度、姉の家の方の仏壇にお参りに行くバス待ちの合間に、BOOK1に立ち寄った。 手にして、直ぐに分かった事は、まるで私の世代がそのまんまのストーリー すぐさま引き込まれた。他にも2冊買ったけど、バスの中では続きを読みながら あっという間に姉の家のあるバス停前、チョッとのタイミングで乗り越す所だった。 ...続きを見る
チュー太郎
2012/04/06 08:35

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内 容 ニックネーム/日時
映画「阪急電車」鑑賞コメント
 関西で馴染みの深い阪急電車。私も通勤や移動手段に日ごろから利用してますので、親近感を持って見ました。既に新刊書の発売の際に読んでおりましたが。たしか、児玉清さんの番組で映画化の話が出ていたような記憶もありまして期待してました。
連休中、3度映画館に行って3度目でやっと(7日)見ることができました。
この映画は、素直に、楽しかったですよ。☆☆☆かな?
原作のコンセプトを守りながら進行していて、たぶん読んでない人が見てたら、早速本を買いにbook1に行ったんでは?TVで流されていたんだけど、征志とユキの話が入ってなかったり、僕の好きな話の「えっちゃんと彼」の話がちょっと物足りなかったり、はするけども。
wappen
2011/05/08 11:59
wappenさん、おはようございます!コメントありがとうございます。wappenさんも、実際に阪急電車を利用されているのであれば、なお更身近に感じ、関心も高かった事でしょう。私は、20数年前に縁あって島根から、大阪・十三の会社に転職しその時の住まいは、この物語のまさに阪急今津線、門戸厄神そばでした。通勤も、今津線で西宮北口経由神戸線十三間でした。私の姉は、宝塚に住んでいるので、今津線の利用は、日常的でした。「阪急電車」の小説でも、映画でも、思い入れは殊の外強いものでした。今までも、色々な小説が映画化されたものを何本か見てきましたが、この「阪急電車」はピカイチです。何度も溢れる涙の感動の連続でした。小説の魂をしっかりと捉え映像化され中谷美紀、宮本信子はじめ出演者の素敵な演技が光ているなぁ〜と感じました。小説には登場しているけど、映画では省略されていた部分は、キッと時期をみて、続編パートUとして制作された時に登場するのでは?と、思っています。映画で物足りなく思えた部分は、続編でキッと納得出来るのでは?そんな次への期待感を今では感じています。
私は、有川浩氏の小説は初めてですっかり気に入り、今「塩の街」を読んでいるところです。他の著書も読み進みたいと思っています。
しろう
2011/05/09 02:49

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